6−6.記事公開後の改善方法

今回は成約用記事の公開後の改善方法について、お話します。

改善には、ヒートマップというものを使用します。

 

ヒートマップとは?

ヒートマップとは、特定のページの以下のようなものが確認できるツールのことです。

スクロール率:読者にどこまでスクロールされたか(どこで離脱されたか)
クリック率:ボタンやリンクをどれだけクリックされたか

 

イメージとしては、以下のようなものですね。

スクロール率

クリック率

 

有名かつ無料で、一番使いやすいのが、Clarityというヒートマップツールです。

> こちら

アカウントを作成後、自分のサイトを登録するだけで、自動でデータを記録してくれます。

ぜひ登録しておいてください。

 

ヒートマップを使用した改善方法

記事を書いた後、ヒートマップを導入してしばらくしたら、成約用記事のスクロール率を見てみましょう。

おそらく、ファーストビュー(記事に遷移して最初に表示される領域)は当然ながら100%で、その直下で急にスクロール率が下がっていると思います。

実はこれはある意味普通で、ファーストビューだけ見て離脱する人が大半である、ということです。

 

逆に言えば、ファーストビュー直後の離脱率が低ければ、最後まで記事を読んでくれることも多い、ということです。

それだけファーストビューは重要ということですね。

実際、ファーストビュー直下の離脱率が低い記事は、記事の最後の離脱率も低い傾向になります。

 

改善の全体像は以下のとおりです。

①ファーストビューの離脱率を下げる
②離脱率の高い箇所を特定する
それぞれ見ていきましょう。

①ファーストビューの離脱率を下げる

ファーストビューは大事だ、ということはわかっていただけたと思います。

成約用記事の書き方でもお話した「冒頭文」がファーストビューに当たりますが、ここの書き方は是非参考にしてください。

基本的にはこの書き方に準じていれば、そこまで大きく離脱される確率は低いと思っています。

なので、あまりにもファーストビューでの離脱率が高い場合は、改めて成約用記事の書き方を読み直して、その通り書けているかをチェックするようにしてください。

 

アフィリエイトボタンを設置するのもアリ

やや方向性がずれるお話ですが、成約用記事の最終目的は「アフィリエイトボタンをクリックしてもらう」ことです。

そして、成約用記事を読みに来た読者のうち、

「説明は良いから早くその商品(サービス)を教えてくれ!」

という方も一定数いるのも事実。

 

そういう方は、長々と商品について説明されるのは嫌なので、ファーストビューで離脱してしまう確率も高まります。

そんな方へ向けて、ファーストビューにアフィリエイトボタンを設置するという施策もオススメです。

 

例えば「男性向け化粧水のオススメはこちら!」みたいな成約用記事を書いていたとします。

冒頭文

化粧水を選ぶ際に基準にすべきポイント

ポイントの理由・具体例

ポイントを満たした商品の紹介

まとめ&アフィリエイトボタン設置

みたいな記事構成だとしたら、

「説明は良いから早くその商品(サービス)を教えてくれ!」

という方は、記事の一番最後の方まで行かないとニーズが満たされないわけですね。

 

なので冒頭文の中に、

「筆者が選ぶ最高の一品を今すぐ知りたい方は◆こちら!」

みたいな感じで、アフィリエイトリンクを設置してあげれば良いということです。

↓こんなイメージですね。

 

②離脱率の高い箇所を特定し、改善する

ファーストビューの改善が終わったら、記事全体のうち離脱が高い箇所を特定します。

基本的にはファーストビューがクリアされれば、その後の離脱率はゆるやかになるはずですが、それでも「この箇所の離脱率高いな…」というところがでてきます。

そこにも対策をしていきましょう。

 

文字が続いていたら画像を入れる

もし離脱箇所の直前、文章のみが長く続いているような箇所があれば、

「文字ばっかで嫌だな…もう読むのやめよ」

と読者が思って離脱している可能性があります。

 

画像の挿入、吹き出しで筆者の主観を入れる、長い文章を箇条書きに変えて文字装飾、など、目休めになるようなものを入れてあげましょう。

 

矛盾した内容を書いていないか

離脱箇所の直前に、矛盾した記載がないか確認しましょう。

 

例えばオールインワンの化粧水をおすすめしている記事なのに、

「化粧水の後は乳液を必ずしたほうが良いです!」

みたいな記載があったら、商品をオススメされたときに「あれ?」って思いますよね。

 

そんなときも離脱率が高まる傾向があります。

離脱率の高い箇所の前に、矛盾した記載があったら、修正するようにしましょう。

 

セールス色の強い文章になっていないか

アフィリエイト商品を売りたいあまり、セールス色の強い文章になっていると、読者が冷めてしまい離脱に繋がります。

 

あなたも服屋や家電量販店で店員に話しかけられすぎて、

「ほっといてくれたらちゃんと選んで買うのに…」

と思ったことないですか?

 

人間の心理として、「人に説得されたもの」と「自分で納得して選んだもの」だったら、

後者の方が購入率も満足度も高まると言われています。

 

この「うっとおしい店員」に、あなたの記事がなっていないか、というのを確認しましょう。

「是非購入して試してみてください!」

「買うべきです!」

みたいな表現よりも、

「〜な人にオススメです」

「◯◯のポイントを満たしている商品は、こちらです」

みたいな感じで、一歩引いて少し余裕を見せるくらいが丁度いいです。

 

微妙な表現の違いなのではじめは難しいかも知れませんが、いろいろな書き方を試してテストすると、離脱率が下がり、成約率が高くなる書き方というのがわかるようになってきます。

 

あとは繰り返し、離脱率の高い箇所へのテコ入れと、その後の検証を繰り返し、最後まで見てもらえる&アフィリエイトボタンをクリックしてもらえる記事を作り上げれば、自ずと売上が立ち始めます。

 

最初はどの数字をみて、どこをどう改善すればいいかもわからないと思いますので、

ぜひ通話やチャットを通して、スズキと一緒に取り組んでいきましょう。