6−5.成約用記事の書き方

ここでは成約用記事の書き方について、解説します。

少しボリュームが多いですが、細かく解説しておりますので、適宜見直しながら書いてみてください!

 

文章の書き方で抑えるポイント3つ

まずはそもそもの文章の書き方で抑えるべきポイントを3つにわけて解説します。

集客用記事の書き方にも適用できる部分がありますが、おさらいのつもりで読んでみてください!

 

①冒頭文

冒頭文は、記事(特に成約用記事)の中で最重要とも言えます。

・冒頭文は記事を開いた人が全員読む箇所であるため

・冒頭文を読んだだけで「読むべき記事か」を判断されるため

だからですね。

 

これはブログ記事の本質でもありますが、

「悩み・不安が解決する」

「知りたいことが知れる」

が、読者がブログ記事を読む目的です。

 

例えば、

「箱根の温泉旅館オススメ10選!」という記事を読んでいる人は、

「箱根の温泉のオススメが知りたい」から、

「英会話スクールはどこがいい?値段と質の観点から徹底比較!」という記事なら、

「英会話スクールに入りたいけどどこを選べばいいかわからない」という悩みがあるから、記事を読んでいるわけです。

 

つまり、冒頭文で「この記事では自分の悩みが解決できない、知りたいことがしれないな」と判断されてしまうと、そもそもそれ以降の本文を読んでくれないので、冒頭文はめちゃくちゃ重要というわけです。

 

ではどんな形式で冒頭分を書けば良いのか?

効果の出やすいテンプレートをご紹介します。

 

離脱を防ぐ冒頭文テンプレート
① 読者の持っているであろう悩みを挙げる
② 悩みがこの記事で解決できる理由を書く
③ 記事のおおまかな流れを説明
④ 実践することで手に入る未来を書く

以下はテンプレを当てはめた、冒頭分の具体例です。

✔ 痩せたいのにダイエットが続かない…
✔ 食後の甘いものがやめられない…
✔ そろそろ体重計に乗るのが怖くなってきた…「痩せたい!」と思っているのに、こんな状態になっていませんか?
この記事で紹介する「ファスティングダイエット」を実践すれば、全て解決できます。ファスティングダイエットは科学的にも認められており、私自身も実践し、3ヶ月でー5kgを達成しました!

(証拠の画像など。あればでOK)

この記事ではファスティングダイエットの概要ややり方を解説したあと、私の実体験を元に気をつけるべきことなども解説しています。
ぜひ目次の気になるところから読んでみてくださいね^^

ファスティングダイエットで、好きなものを食べながら楽しくダイエットし、クローゼットに眠っているサイズアウトしたあの服を着て出かけましょう!

 

この冒頭文の流れは、ブログ記事におけるいわば「鉄板」なので、

いろんなところで見たことがあるかもしれませんね。

いろんなところで使われている=たくさんのブロガーが効果を実感している

とも言えます。

 

実際私も、法人個人問わず様々なメディアをリサーチしたり、

凄腕ライターの方に教わったりしましたが、やはり基本はこの流れですし、

自分が運営するブログで冒頭文での離脱率が最も低くなったのもこの流れを使ったときでした。

 

なのではじめはこの流れを踏襲でOKです。

徐々により効果のありそうなオリジナルの文章を付け加えて、効果検証を繰り返していくようにしましょう。

 

繰り返しになりますが、その際にポイントなのは、冒頭分は離脱を防ぐのが目的であることと、「読者は悩みを解決したいと思って読んでいる」のを忘れないことです。

 

②本文

本文を書く全ての箇所でポイントとなるのは、論理的であるか

論理的であるほど、読者に記事の内容をスムーズに理解してもらうことができ、ひいては成約に繋がりやすくなります。

 

以下が本文のざっくりとしたテンプレートです。

「PREP法」と呼ばれる、ビジネス文書を作成する際には基本となるものです。

会社員の方などはもしかしたら聞いたことがあるかもしれませんが、それだけ有名で効果のある論理的な文章を書くためのメソッド、ということですね。

 

本文テンプレート
結論(Point) :その見出し内での結論
理由(Reason) :結論を出した理由
具体例(Example) :結論を裏付ける具体例
結論(Point) :ここまでの内容をまとめて結論を再提示

以下が具体例です。

転職するなら、リクルートエージェントがオススメ。

なぜなら、以下の点で他の転職サービスより優れているからですね。

・非公開求人数業界No.1
・職種に応じて各ジャンルのプロフェッショナルが対応
・面接に合格するためのノウハウレベルが高く、個別指導をしてくれる

実際に私も、リクルートエージェントを使って弱小中小企業から一部上場の大手企業への転職に成功しました!
「本当に転職したい企業がない…」なんて心配も不要です。求人は迷ってしまうほど提案されました。
担当者が一人ついてくれるんですが、私の職種・業界についての知識もすごく、細かな要望までスムーズに汲み取ってくれましたよ。
また、実際の面接前には担当者から電話で、次回面接で企業側がポイントとしていることだったり、面接官の役職・趣味なんかに至るまで徹底的に教えてくれて、サポートは万全だと感じました!
特にはじめての転職だったので、他にもいくつか転職エージェントを利用しましたが、ここまで全ての領域で勝るものはなかったかな…と。

業界最大規模だからこその転職先の選択肢の多さ、徹底した面接対策、悩みを気軽に相談できる環境、総じて得られる精神的安心感、など、やはり転職するならリクルートエージェント一択ですね!

 

PREP法を使うと、記事を読みながら

「なんで?→なるほど→それならば」

の順で読者は文章を理解していきます。

 

・リクルートエージェントがオススメです! → なんで?

・なぜなら、以下の点で他の転職サービスより優れているからですね。 → なるほど

・実際に私も、リクルートエージェントを使って弱小中小企業から一部上場の大手企業への転職に成功しました! → それならば(そうなるにはどうすればいいの?)

・そのため、転職するならリクルートエージェント一択です!

 

最初にテンプレの4つにどんなことを書こうか、箇条書きでもいいのでまとめてから記事執筆に取り掛かると、記事の骨子がブレずに書けるのでオススメです。

あとはテンプレの流れを崩さずに、肉付けしていって記事が完成するイメージですね。

 

③まとめの書き方

まとめは、記事の総括をする、というイメージかもしれませんが、成約用記事ですべきなのは「あなたが読者にとってほしい行動を促す」ということです。

直接的に言えば、「この商品を買ってください」「このサービスに申し込んでください」というお願いを訴求するパートですね。

 

まとめで書くべき内容は、以下の3つです。

なお、まとめの文章は長すぎると成約率が下がる傾向にありますので、長くても15〜20行くらいに収めるようにしましょう。

まとめで書くべき内容
①本文の内容まとめて羅列
②冒頭の悩みを解決するために必要な行動を改めて提示
③アフィリエイトリンクの設置
以下、具体例です。

ここまで「転職するならリクルートエージェント」というお話をしてきました。

・利用料は無料
・求人数、サービスの質でも断トツ
・一番不安な面接対策も、細かく行ってくれる
・デメリットは担当者の当たり外れだが、いつでも変えてもらえる
・他エージェントと比較しても、全ての項目で質が高い

リクルートエージェントを利用することで、希望の企業への転職が現実的に可能です。
転職後に「あれ?思ってたのと違うな…」ということにならない、理想的な転職ができるのが、リクルートエージェントなんですね。

リクルートエージェントでは、まずは担当者と初回の面談を実施します。
そこで転職の希望条件や転職の目的などすり合わせをして、実際に面接を受ける企業を決めていきます。
まずは登録後、あなたのプロフィールを入力することで、ピッタリの担当者がついてくれるはずです。全ての利用料は無料ですので、試しに面談だけでもしてみると、自分の市場価値も知れていいですよ!

→ リクルートエージェントに登録する(アフィリリンク)

 

セールスライティングで抑えるべきポイント

成約用記事では、セールスライティング(心理学や行動原理を利用して購入したいと思わせる記事の書き方)を駆使して「いかにアフィリエイトリンクをクリックしてもらうか」がポイントになります。

 

集客用記事でPV数を集めて、セールスライティングを使った成約用記事で「購入したい!」と思わせたうえでのアフィリエイトリンクのクリック率を高めて、売上をアップさせるイメージですね。

 

①機能的価値と感情的価値

人は、「そのものに金額分の価値を感じたとき」にお金を払います。

そしてその価値には、機能的価値感情的価値の2つがあります。

 

機能的価値:その商品・サービスのスペックや機能・内容
感情的価値:その商品・サービスを使ったことで得られる感情や未来(=ベネフィット)

 

マットレスを例にあげると、

  • 機能的価値:人体工学に基づいた負荷分散により背骨をまっすぐに保つ設計
  • 感情的価値:腰痛や寝不足から開放され安眠できる

というイメージです。

 

機能的価値はその名の通りあくまで機能を挙げただけの事実なので、「へ〜」という完走で終わることが多いのに対し、

感情的価値は「自分が今悩んでいる腰痛が治るんだ!寝るのが憂鬱だったけど楽しみになれるかも!ワクワク!」といった感じで、購入意欲が高まるのがイメージできるんじゃないでしょうか。

 

この2つの価値をバランス良く提示していくのがポイントです。

「感情的価値を先に提示し、根拠の説明として機能的価値を使う」

と考えると、書きやすいんじゃないかと思います^^

 

機能的価値の例

・人体工学に基づく設計

・国産ヒノキ使用

・ミノキシジル配合

・人工甘味料無添加

・全30色のカラーバリエーション

・皇室御用達

 

感情的価値の例

・腰痛が改善し、整骨院に通う頻度が減る

・「肌がきれいになったね」と恋人に褒められる

・耐久性が高いため、安いものを複数回買い替える手間やお金が不要

・髪が生えることで自信を取り戻し、仕事もプライベートも充実

・朝の忙しい時間でもたった3分でベースメイクが完了

・憧れのスキニージーンズを履いてお出かけ

 

②無料訴求

対象案件に無料特典があれば、積極的にプッシュしていきましょう。

 

「無料でできる=対価を差し出さずに価値を得られる」

となりますので、当然ですが成約率が高まります。

 

各種サブスクや、amazonが「Kindle Unlimited3ヶ月無料」や、

「Audible初月無料」みたいなキャンペーンを打ちまくっているのも、これが理由です。

 

実際に商品自体が完全無料ではなくても、一部無料だったり、無料になる可能性があるだけでも、読者の受け取るお得感は段違いです。

なので対象案件に以下のようなキャンペーンがあれば、利用しない手はありません。

・初月無料
・無料ポイント付与
・無料お試し期間あり
・返金保証

 

また、「実質無料」という訴求テクニックもご紹介しておきます。

ウォーターサーバーは本体1万円、月々1000円かかります。

「お水にかける値段にしたら高すぎる!」
と思うのも無理はありませんね。

ですがもし、あなたが毎日コンビニで1本100円の水を買って飲んでいるとしたらどうでしょう?

100円✕365日で、年間36500円をお水にかけています。

仮にウォーターサーバーを導入したら、1万円+1000円✕12ヶ月で、年間22000円です。

つまり、1年利用するだけで元を取れるどころか1万円以上得しているわけですね。
更にその先は本体の金額はありませんので、使い続けるほどお得になっていきます。
毎日水を飲むだけで年間20000円得する、ということです。

もしお水が美味しくない場合は、別メーカーへの変更や返金も可能なので、まずは試してみるのがおすすめです。

元をとることで実質無料になる、という書き方ですね。

例の場合はさらに「使えば使うほどお得になっていく」という訴求になりますので、購入意欲も上がります。

 

③限定訴求

一度記事を読んで、購入を決めたのに、

「財布からクレカ出すのが面倒だから、明日にしよう」

などの理由で購入をやめた場合、改めて購入し直す、という読者はめちゃくちゃ少ないです。

私の体感だと5%以下くらいですね。

 

せっかくいい商品を適切なライティングで紹介して、納得して購入しようと決めてもらったのに、これはもったいないですよね。

 

そこで有効なのが2つ、期間の限定と対象の設定です。

「明日じゃなくて今買わないといけない理由」を提示してあげましょう。

期間の限定

期間限定の提示例
・今だけ50%オフ
・◯月✕日までの期間限定価格・◯件完売後値上げ予定のため、今が最安値

こう書いてあると、「放っておいたら損してしまう」ので、

今すぐ買わなきゃいけない理由が生まれますね。

 

連発するとセールス色が強まり読者が引いてしまうこともありますので、

・金額発表時に大きく提示する

・アフィリエイトリンクのマイクロコピーに書く

など、しかるべきポイントで使用しましょう。

 

LPに「10:00:00分以内に購入した方限定!」みたいなカウントダウンタイマーが設置されていることがありますが、その狙いはまさに、期間の限定です。

対象の限定

対象限定の提示例
  • 50名限定で販売!完売次第終了!
  • このページからの申し込み限定価格
  • DMを受け取ったあなただけのプレゼント

残り◯枠!というのも嘘をつかない範囲で書けるとなお良いですね。

 

宿泊施設予約サイト「じゃらん」で、ホテルのページを見ると

「現在8名の方がこの宿を検討しています」

のようなメッセージが出ますが、これはまさに

「今予約しないと埋まっちゃうかも…!」

と思わせる施策ですね。

成約記事の型

売れる記事を分類化していくと、だいたい5つの型のいずれかにカテゴライズできることが多いです。

どれも全て王道なので、1度はどこかで見たことがあると思います。

 

迷ったら、ランキング型をベースに3つほどの商品を紹介するか、問題解決型で1つの商品を紹介するのが、書きやすいのでおすすめです!

①問題解決型

問題解決型は、

問題を提起してその解決方法および必要なモノを紹介し、購入を促す方法です。

 

アフィリエイトする案件が決まっていて、読者もある程度その商品に興味を持っているとき、成約しやすい傾向にあります。

 

問題解決型の記事構成
  1. その問題を解決することでどんな機能的・感情的価値があるのかを記載
  2. 問題解決ために必要な情報を解説
  3. 具体的なやり方・手順(アフィリエイトリンク)を解説

 

参考記事

> リフレッシュの森

断食道場の公式サイトですが、最終的なオファーポイントがこの道場の申し込みリンクになっているのがわかりますね。

 

②分析型

分析型は、「その商品や方法はどんな特徴があるのか」を主軸に解説し、納得してもらう型です。

 

  • メリット
  • デメリット
  • 良い口コミ
  • 悪い口コミ
  • 成功例
  • 失敗例

などを挙げ、読者に納得してもらうような材料を提示します。

 

分析型の記事構成
  1. 〇〇のメリット、良い口コミ、成功例など
  2. 〇〇のデメリット、悪い口コミ、失敗例など
  3. 〇〇を購入すべき人の特徴、活用のしかたなど

参考記事

> TECH CAMP

ここでは「プログラミングスクール」という大きなくくりで書かれていますが、「〇〇スクール」などの単独の商品でもOKです。

その際は他社商品と比較した際の強みを書くようにしましょう。

 

③おすすめ型

おすすめ型は、優劣のつけづらいいくつかの商品をアフィリエイトしたいときに使用する型です。

それぞれの商品にそれぞれ別の特徴がある時などに効果的です。

アフィリエイトしたい商品のジャンルをタイトルにして解説します。

例:「男性用化粧水おすすめ◯選」「英会話スクールのおすすめをケース別徹底解説」

 

おすすめ型の記事構成
  1. そのジャンルのサービス・モノの必要性を語る
  2. 選び方、気をつけることなど
  3. 商品紹介(読者の状態・悩み・ケース別おすすめを提示)

 

参考記事

> ザ・スタイルディクショナリー

商品紹介の見出しがランキングになっていますが、ここを「〇〇な方おすすめ:XX社化粧水」みたいにケース別に紹介するイメージですね。

 

④ランキング型

ランキング型は、おすすめ型と似ていますが、一番売りたい商品が決まっていて、複数商品を挙げて1位を購入してもらう構成」のこと。

この型では、上手く書けると成約率が最も高くなります。

「対象商品が出揃っていて、比較検討する基準が明確で、1位を選ぶ理由に納得している」

という状態を読者にもたらせることができたら、あとは購入するだけ、だからです。

「他にもいい商品あるかもだから、Googleで検索し直してみよう」と思われたら、アフィリエイトリンクをクリックする前に記事から離脱されてしまいますからね。

 

たとえば「プロテインの比較」「英会話スクールの比較」「クレジットカードの比較」みたいなタイトルで記事を書く際に使われる構成ですね。

ランキング形式になっていることも多いです。

以下のように、「様々な軸でサービスを比較→特におすすめを3つほど紹介→比較する際の基準」の流れで記事を書かれることが多いのが特徴。

ランキング型の記事構成
  1. 何かしらの商品やサービスを比較
  2. 特におすすめの商品やサービスを3つほど紹介
  3. その商品やサービスを選ぶ際のコツ、基準

参考記事

> クレジットカードのぜんぶ

この記事を読んだら、「クレカのことはここに全部書いてあるな」と思えるんじゃないでしょうか。

ここまでたくさんの商品を挙げられなくても、例えば

「クレカで発行部数も還元率も上位の人気カード3つに絞って解説します」

と書いてあれば、「それ以外からは選ばないな」と思う読者なら納得して読み進めてくれます。

 

⑤評判・口コミ型

評判・口コミ型の記事は、1つの商品・サービスを紹介する際の記事構成です。

「ほけんの窓口は使わないほうが良い?徹底調査」

「エニタイムフィットネスの評判・口コミまとめ」

みたいなタイトルのイメージです。

 

評判・口コミ型の記事構成
  1. 〇〇の悪いところ(評判・口コミ)
  2. 〇〇のいいところ(評判・口コミ)
  3. 商品サービスの詳しい解説

参考記事

> Udemy(ユーデミー)の怪しい口コミや悪い評判・セール情報まとめ

悪いことを先に言うか、良いことを先にいうか、というのはライターごとに意見が異なることですが、私個人的には「悪い点 → 良い点」の流れに落ち着きました。

 

何度か自分の記事でも試して見たのですが、

・良い点を先に伝えると、読み進めてくれるけど成約率が少ない

・悪い点を先に伝えると、離脱率も高いけど成約しやすい

という結果になったからです。

こうした行動を取った読者の感情は想像するしかないのですが、

「アフィリエイトリンクを押したあと、また商品購入直前で、いいことを覚えていたほうが購入率は高まるから」だと想像しています。

 

 

 

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